代替燃料自動車とエタノール

代替燃料自動車とは石油など化石燃料に代わる燃料=代替燃料を使って動く自動車のことです。代替エネルギーとしてはバイオマスや水素エネルギーが有望視されていて、特に植物より精製されるバイオエタノールが一番の注目です。バイオエタノールは植物が原材料なので、植物が生育する過程で二酸化炭素(CO2)を吸収しますので、燃焼時に発生するCO2は相殺されることになるので、地球温暖化対策として期待されています。代替燃料自動車に使われるのはガソリンに対してエタノールを85%混合した「E85」という燃料です。エタノール100%で動く、代替燃料自動車(エタノール車)もありますが、普及し易いのはメタノール混合ガソリンで動く代替燃料自動車です。
また、特別に設計された代替燃料自動車でなくても、ガソリンへの10%程度のエタノールを混合した燃料でも走行に問題はありません。

代替燃料自動車普が普及するためには

代替燃料自動車で使われる燃料の例としてバイオエタノールについては値段が一番の障害になります。バイオエタノールが最も普及しているブラジルでも、2003年末時点で100%バイオエタノール燃料(E100)の価格はガソリンと同等か、バイオエタノールの方が幾分安価であるという程度です。アメリカではバイオエタノール85%のガソリン(E85)の価格は普通のガソリンより1割以上も高価で、消費者にとってはE85対応の代替燃料自動車を購入するメリット感じられないのが現状です。 他にもエタノール燃料がどこでも補給できるスタンドの普及、代替燃料自動車用のエンジンを自動車メーカーがどれだけ真剣に製造してくれるかという問題など、代替燃料自動車普及の課題は多いです。

代替燃料自動車の究極、水素自動車

代替燃料自動車に使われるエタノールは、トウモロコシや大豆、サトウキビなどの穀物から作られている他、近年では稲や植物かす、つまりセルロースからエタノールをつくる研究がすすめられています。また、家庭から出る天ぷら廃油やパームオイルから作られた軽油代替燃料 BDF(ディーゼルエンジン代替燃料 バイオディーゼルフューエル)で動く代替燃料自動車も開発されています。
また、水素を燃料とする代替燃料自動車の研究も着々と進んでいます。燃料電池と呼ばれるもので水素と酸素を反応させ電気をつくり、その電気で動く代替燃料自動車がす。また、フォードやマツダが開発している「水素エンジン」は水素内燃機関 と呼ばれ、エンジン内でガソリンの代わりに水素を燃焼させて走行する代替燃料自動車です。マツダではガソリンと水素を同じエンジンで切り替えて燃焼させることが可能な代替燃料自動車を開発しています。水素を燃料とする代替燃料自動車は走行時に水しか排出しないので、究極のエコカーと言われています。

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